「中国の東、ワクワク島には不思議な木がある。木には裸体の女たちがぶら下がっており・・・」そんな伝説の残る土地を求めて2000年以降タイに何度も足を運んだ。約10年に渡るタイを中心としたアジアでのリサーチは日本の自然観のルーツを辿る旅だった。日本に帰国後しばらくして周りの風景を見渡すうちに作られた庭に興味を引かれた。人間の美意識と自然の生命力が折り合いをつけてバランスを保っているようで、ともすれば自然の強い力に凌駕されそうな際どさが美を引き立てる。「ヒトと自然が調和する光景」が私の制作動機であり、展示空間を作庭するように造作できれば理想的だと思う。(2023/英ゆう)


「景色かる」

英ゆう個展

26th Apr. - 12th Mau, 2025

toyono gallery vitokuras

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