Offering flower [ 供花 ]

ワクワクの木と同時に、タイでよく見られる花を編んで作られるお供えのオブジェクトを描くようになった。これは仏様にというより精霊に対して捧げられるもののようで、人が心の中で大切にしている存在に対する捧げ物という解釈をしている。私は特に千日紅を描いていることが多く、これはタイでも日本でもよく見られる花でBaan-Mai-Ruu-Rooi(バーンマイルーローイ)=枯れない花という名前のシンクロ具合も良い。タイで絵を描きながら、外国人が異国情緒を絵にしているだけの作品にしたくなかったので、日本との共通項を常に探していた。花の中でも親近感のあるこの花が一番自然に受け入れられるように感じている。供花を通してその土地の自然観を考えるきっかけとなった。
Series-02 : 供花・茶畑
花を編み、飾る。日々新鮮なものと置き換える。
まんべんなく日当たりを得るように茶畑を美しく刈り整える。
繰り返されるヒトの行為と気持ちの積み重ねがそれらの存在自体に強さを与える。
私も坦々と色を積み重ねてみる。
Series-02 : Offering flower ・Tea farm
To weave and construct the flower decorations, and to replace them with new one from day to day. To trim and shape the tea trees beautifully in order to make them receive sunlight properly all around. Thus, pile of people’s behavior and intention b ring a great energy into those subjects. Then, I start to pile colors on and on repeatedly one after another.